· 

マグネシウムのお話

こんにちは、栄養士でスポーツフードアドバイザーの大貫ちあきです。

久しぶりの投稿となってしまいました。

 

本日は、あまり認知されていませんが、とても大切なミネラルであるマグネシウムのお話です。

 

以前、カルシウムのお話をしたときにブラザーミネラルとして登場したマグネシウムです。カルシウムとバランスよく摂らないといけないというお話でした。

 

マグネシウムは、身体のいろいろな働きを助けるミネラルで、足らないといろいろなところで不具合が生じます。

 

その中でも注目したいマグネシウムの役割は、筋肉を緩めてくれるということです。リラックスミネラルとも言われ、不足すると、足が攣りやすくなったり、頭痛肩こりの原因になったりもします。

 

また、マグネシウム不足は、肥満、糖尿病、高血圧、心臓病にもつながるので、世界でもマグネシウム対策は常識になりつつあります。

 

マグネシウムは、頑張れば比較的食品からも摂りやすいミネラルです。

色の濃い野菜、大豆製品、ナッツ、海藻類、魚介類、雑穀などに多く含まれます。

昔は、精製されていない塩や穀類を食べていたので、あまり不足することもなかったのですが、現在は、塩も穀類も精製されてマグネシウムがなくなったものを使用することが多くなり、意外と不足してしまいがちです。

 

サプリメントは手軽ですが、マグネシウムサプリは、吸収率がかなり悪い酸化マグネシウムが原材料になっているものが多く、表示されている量ほどの期待は持てず、かと言って多く摂ると下痢になったりもするのであまりお薦めできません。

 

マグネシウムは、経皮からも比較的よく吸収されるので、マグネシウムが入ったクリームを使ったり、入浴剤を使うのはお薦めです。エプソムソルトはソルトという名前が付きますが、塩ではなくマグネシウムです。割と安価で、追い炊きや洗濯にも使用可とのことなので、入浴剤として利用してみるのもいいと思います。特に今の季節は、エプソムソルト入りのお風呂にゆっくりと浸かることで血行もよくなり(血管の筋肉が緩みます)、冷え防止になり、よく眠れます。塩化マグネシウムも入浴剤として使用可ですが、こちらは追い炊きはしないほうがよいようです。クリームに混ぜて使用するにはよいようです。

 

走った後は筋肉が縮むことが多いので、ストレッチ等でしっかりケアすることも大事ですが、食事や入浴でもしっかりケアするように心がけましょう。